初めて症状が現れたとき
初めて口臭を感じたのは中学生の時でした。まわりの男子に「くせー」と陰口を言われ、授業終わりの休み時間の度に歯だけでなく口蓋や舌も磨き、念入りにうがいをしていました。それでもやはり10分もすれば、すっきり感もなくなり自分でも感じられるほどの口臭が出てきます。
このときは唾液が匂うのだと思っており、口の中がからからになるまで繰り返し唾液を飲み込んでいました。これは高校、大学と続きます。
大学へは電車に乗って通学せねばならず、マスクをしてこまめに水を飲み、飴をなめてごまかしていました。なるべく人に近づかないよう、遠回りして始発駅に行ってまで端っこの席に座り、出入口の方に顔を向け息を深く吸い込まないよう、息苦しい思いをしながら浅い呼吸を繰り返すなどの涙ぐましい努力をしました。それでもあからさまに咳をしながら睨みつけられたり、隣の人がすぐに移動することなどが多々あり、気がめいる思いでした。
口臭の原因はまさかのアレ・・・
大学で憧れの人の車に乗ったときも口臭が気になり、顔をそむけてなるべく口を開かないよう、ほとんど話も出来ずに終わりました。そのとき憧れの人は何も言いませんでしたが、明らかに自分でもわかるほどの匂いだったので気付いていたはずです。本当にやさしい人でした…
あるとき、口臭がするときはいつも鼻水がのどに垂れてくることに気づきます。きっかけは忘れてしまいましたが、このときはじめて鼻水が口臭と関係があるのではないか、と考えました。
スマホで「口臭 鼻水 のど」と調べると「後鼻漏」という病名が出てきます。一体どんな病気でしょうか。次に主な症状を箇条書きにしてみます。
後鼻漏の症状
・粘液性・膿性の鼻水がのどに下りてくる
・咳や痰が出る
・喉の奥に舌苔がでる
・重症になると食事や睡眠・対人関係に弊害を及ぼす
だいたいこのような感じです。全部当てはまっています…。
これにより、私の口臭は後鼻漏が原因だと判明しました。それからは鼻水がのどに垂れる不快感が現れ始めたときに点鼻薬をして鼻に効く黄色のベンザブロックを飲むようにしています。現在は一時的にですが症状が緩和され、外出時には鼻水が垂れるのを防ぐことが出来ています。以前は自分で感じられるほどだった口臭もそこまでひどいものではなくなったと感じます。もっと早く知っていれば憧れの人の前で恥をかかずに済んだかもしれないのに…。
さて、過ぎたことを後悔しても遅いのでこれからの事を考えましょう。
症状が治まったからと言って完全に治ったわけではありません。1ヶ月に数日の割合で繰り返し後鼻漏が起きています。口臭だけでなく常に鼻と喉の間に鼻水が垂れる不快感があります。これは蒲団に入って目をつぶってからも、完全に寝入るまでずっと付きまとってきます。
特に今回はもう嫌気がさしました。後鼻漏が起きてしまう理由を探り、その原因を根本から治療したいと考えています。
慢性的な後鼻漏の原因
・副鼻腔炎
・上咽頭炎
・慢性鼻炎
後鼻漏ではないが鼻やのどに不快感が起きる原因
・鼻茸
・ストレス
後鼻漏の治療法は
ストレスや鼻茸が原因で不快感が起きている場合は本当に鼻水が垂れているわけではないので、ストレスを取り除いたり、鼻茸を切除すれば治るということです。
ただ、本当に後鼻漏がおきていて慢性鼻炎が原因になっている場合完全に治療するのは難しいそうです。慢性上咽頭炎の場合手術が必要な場合もあるようですが、手術をすれば治るということでしょうね。
その他の原因
一度耳鼻科を受信した際には、一定期間をおいて後鼻漏が起きる場合、女性だと得にホルモンバランスが関係している可能性がある。と言われました。
確かに後鼻漏が起きるのは生理の直前が多いです。
私の場合、いつも後鼻漏が出ているわけではないので受診が難しいです。
午前中に洪水のように後鼻漏があって、2日後休みだから病院いこう！と予約しても、次の日の夜に治まってしまうこともあります。症状が治まってしまってからお医者さんに行っても「これは物理的に症状は出ていないのでストレス性でしょう。」と言われる始末…
実は今回も仕事中に後鼻漏が出てしまいました。その日は水分をこまめにとることで喉を洗い流してごまかし、夜は眠れないので点鼻薬と風邪薬を使って、翌日には病院に電話しようと思っていたら午後になるにつれて徐々に治ってきてしまい、結局病院には電話しませんでした。
次回後鼻漏が出たら様子を見たりせずにすかさず予約し、直ぐに病院に行きます。
そしてその間にも鼻うがいや漢方薬などいくつか自分で治療法を試してみるつもりです。
